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千葉の名所イベント

千葉蔵の街佐原、水郷の街

現在では高速道路が発達し陸上交通が盛んになりましたが、かつては水上交通が物資の主な輸送を担っていました。ですから水郷といわれる地域は運河が網の目状に発達し、そこから海や大河を通って大都市に品物を運んでいたのです。
千葉の佐原はまさにその場所でした。
関東平野や東北地方でとれる米や物資は利根川を渡って佐原に一度集積され、そこから江戸へと運ばれました。そのために佐原は運河と蔵の街として今もその面影と大きく遺しているのです。
何といっても佐原は水郷の街ですから、ここでは運河を走る観光船に乗ってみましょう、一段低い川面から見上げる蔵の町並みはまた変わった趣を感じさせます。冬はコタツが船の中にありますので、お茶などを飲みながら温かくしていられますし、天気が良ければ太平洋まで船を出してくれるコースもあります。
そして蔵の街の散策。伊能忠敬の住んでいた家を始め、街のあちこちに蔵造りの家があります。一番の特徴はその蔵造りの家にまだ人が住んでいて、実際に商売などをしているということ。お家によっては蔵を解放して見学させてくれるところもあります。実際に住んでいる蔵造りの家は展示物ではありませんので、人の息吹が感じられます。
そして水郷の町、ウナギやお寿司、お蕎麦など伝統の味を楽しむこともできます。
東京から1時間半程度で江戸時代にタイムスリップしたような感じになる街、それが佐原です。